東日本大震災津波を経験した本県の児童・生徒がどんな体験をしたのか、その後どんなことを思い、考え、行動したのか、そして未来に向けてどんな希望を抱いているのか。そうしたことに触れ、命の大切さ、人々が助け合うことの素晴らしさ、防災に必要な備えとは何か、心がけたいことはどんなことか、安心・安全かつ豊かに暮らせる地域の将来像などについて、考えてみましょう。
東日本大震災津波は、多くの尊い命を奪い、岩手県・三陸地域に大きな被害をもたらしました。経験したことがない大災害でしたが、人々は災害の苦しみ、悲しみを乗り越え、未来に向けて歩み出しました。
発災から間もない、平成23年に地元紙の岩手日報に掲載された記事「希望のニュース」から3つを紹介します。それぞれの記事の中にある“希望”を見つけてください。
私たちは、東日本大震災津波の体験を通じて、命の大切さ、自分の存在、心身の健康、人や地域とのつながり、自然との共存、社会への参画、防災や安全などについて多くのことを学びました。みなさんも、自分や家族、地域や社会との関わりについて考えてみましょう。
震災津波を経験した被災地の中学生・高校生の作文を紹介します。その中で語られているのは、震災津波の体験を通して気づいたり、学んだりした「生き方」「考え方」です。
また、避難所や仮設住宅の人々に元気を与えた大船渡市立第一中学校生徒会有志による学校新聞「希望」の第1号(2011.3.18発行)から第25号(2012.10月発行)までを紹介します。震災津波に負けず活動した生徒たちの活動の様子、学校行事に向けた思い、復旧・復興の過程で感じ考えたことなどにふれてください。